夏目直克

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 文化14年(1817年)生まれ、明治30年(1897年)没。夏目漱石の父。改正東京新町鑑には、夏目小兵衛とあり、夏目小兵衛直克と呼ばれる場合もある。

 東京府の官吏として、樋口則義と同僚になった時代もあり、交流を持った。この時に、芥川龍之介の養父芥川道章とも仲が良く、三人の交流があった。

 明治維新前後の動静は樋口則義と似た経緯をたどっていて、幕末の名主であったことから東京府の官吏となった。その後、四大区の区長となり、喜久井町や夏目坂を命名した。樋口則義が同心株を買うなどして地位を獲得したのに対して、夏目直克は世襲的に名主の地位を継承していて官吏となった。しかし東京府での地位は非常に不安定なもので、行政上の決定によって翻弄されることになる。また、夏目直克も樋口家同様に家督相続の問題に悩まされ、手を出した事業に失敗するなど、時代的な諸問題に直面することになる。