琴の音

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 「琴の音」は悪の道を歩んできた少年が琴の音の美しさで改心する物語。『文学界』第12号(明治26年12月30日)初出。

登場人物

  • 渡辺金吾 - 主人公。14歳の少年。父との放浪の末、悪の道を歩んでいた。
  • 森江しづ - 琴をひく19歳の女性。

あらすじ

 酒におぼれて暮らす父と死に別れて、少年の渡辺金吾はその境遇から悪の道に入り込んでいた。ある秋の晩に、根岸の御行の松の近くで、金吾は琴の音色を耳にする。一人住まいの森江しづの弾く琴の音だった。その音を聞くうちに、金後の荒れた心は静まり、まっとうな人生を歩もうと考えるようになった。

原文