花ごもり

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 母と息子と従妹の三人の幸せな暮らしが、良家の令嬢との縁談で次第に壊されていく物語。

  • 「花ごもり」其一~其四、『文学界』第14号、明治27年1894年)2月28日。
  • 「花ごもり」其五~其八、『文学界』第16号、明治27年1894年)4月30日。

登場人物

  • 瀬川与之助 - 24歳。法学校卒業後に出版社に勤務。
  • お近 - 50歳過ぎ。瀬川与之助の母で同居。
  • お新 - 18歳。瀬川与之助の従妹。
  • お辰 - 亡父の友人の未亡人。お広との縁談を瀬川与之助に勧める。
  • お広 - 某省の次官・田原氏の令嬢。瀬川与之助の縁談の相手。

あらすじ

 出版社に勤務する瀬川与之助は本郷で母と従妹と三人で仲良く暮らし、両親のいないお新とはいずれ夫婦になるつもりでいた。そこへお辰から、某省次官・田原氏の令嬢お広との縁談が舞い込む。母のお近は、瀬川家のためにお新ではなくこの縁談を進めようと決心する。瀬川与之助はお広との結婚で出世することを嫌いながらも、お広のはっきりした性格が気に入る。お新のことが気になりながらも、瀬川与之助はお辰に返事をする。お新はお近から奉公先を提案され、華族ではなく田舎に住む画家夫婦を選んだ。

原文