闇桜

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 「闇桜」は一葉の文壇デビューとなった処女作の短編小説。若き男女のすれ違いの恋の悲劇。『武蔵野』第一編(明治25年3月13日、今古堂)初出。

登場人物

  • 中村千代 - 16歳の一人娘。
  • 園田良之助 - 園田家の若き跡継ぎの学生。

あらすじ

 垣根はあっても、一本の梅と一つの井戸で結ばれた園田家と中村家。園田家の良之助と中村家の千代は兄妹のように幼い頃から仲がよかった。だが、摩利支天の縁日へ二人で遊びに行くと、千代の学友が二人の仲睦まじい姿に冗談を言ったことで、千代は良之助への恋心に目覚めることになる。千代は打ち明けることもできないまま忍ぶ恋の苦しさに悩まされる。そのうちに、千代は病に倒れる。良之助が千代の心に気づいた頃には、もう彼女の命も果てようとしていた。

原文

  • [ 『闇桜』(新字旧仮名)](青空文庫)